製品仕様 :
新しいHDスタンダード
ハイディフィニションビデオの登場によって、
デジタルオーディオとビデオの同期はこれまで以上に複雑な作業と正確さを求められるようになってきました。
Nanosyncs HD は、NTSC / PAL / slow PAL、プログレッシブ / インターレスのHDトリレベルシンクと
デジタルオーディオのリファレンス信号をどんな組み合わせでも同時にロックすることができます。
今後の複雑化するデジタルメディア制作環境には欠かせないギアボックスといえるでしょう。
クロックの品質
改善されたDDSオーディオクロックシンセサイザーと新しく設計された超高周波のアナログPLLデザインの融合によって、
最低レベルのクロックジッターと最小のフェイズドリフトを実現しました。
ワードロックジッターはオーディオスペクトラム(20 Hz - 20 kHz)において8ps RMS以下です。
入力信号にジッターが多かったり、中断や消失があったとしていも、
ビデオとオーディオのリファレンスアウトプットの安定性には影響を与えません。
アンロック / リロックの過程はスムースに処理されるため、
全ての操作状況で安定したリファレンス信号を出力します。
Nanosyncs HD のマルチスタンダードシンクエンジンをシンクチェーン加えることにより、
常時安定したシステムを構築することができます。
ビデオシンク
6個のビデオアウトプットからはSDスタンダードビデオシンクとHDトリレベルリファレンス信号を
個別に出力することができます。
ゲンロックビデオ
内部のSDとHDのビデオジェネレーターは外部からのSDまたはHD信号にゲンロックすることができます
(フレームレート24,48,25,50,30,60Hzでそれぞれ-0.1%のプルダウンの値を含みます)。
ジェネレートされるアウトプットスタンダードは
入力されたビデオリファレンスフォーマットとは独立して選択できるので、
異なるビデオスタンダードを互いにゲンロックすることができます。
オーディオシンクロナイザー搭載
8個のワードクロック出力は基本サンプルレートとして44.1/48KHz(それぞれ+/-0.1%と4%のプル機能を含む)
を設定できます。x2を選択すると88.2/96KHz、x4を選択すると176.4/192KHzが出力され、
さらにワードクロック出力7と8はx256に対応します。
2個のAES/EBUリファレンスアウトとSPDIFアウトは、基本サンプルレートとx2のみ使用可能です。